【看護師のための名言集】ナイチンゲール、ヴァージニア・ヘンダーソンなど
看護師の仕事は大変でつらいことも多く、落ち込むことや看護師を辞めたいなと思うことも。そんな時、そっと背中を押してくれるのが、言葉の力。偉人の言葉、先輩や同期の何気ない言葉。自分の心に響いた言葉は何年経っても色褪せることなく残っているもの。そんな、看護師が元気をもらえる、「明日から頑張ろう!」と思える言葉。あなたの心に響くものはあるでしょうか?
1. 歴史上の看護師

ここでは誰もが知っているような歴史上の看護師の言葉をご紹介します。
歴史上の看護師①【フローレンス・ナイチンゲール】
『人間は一生に一度きりではなく、一日ごとに気持ちを改めていかなければならない』
何か嫌なことや落ち込むようなことがあると、「ずっとこの状態が続くかもしれない」「看護師に向いていない」「もう人生終わった」というすべてがダメになったような気持になりますが、人生は毎日違うことの連続です。 一日ごとに新しい日が来て、違う時間を生きていきます。 自分の気持ちも一度リセットして毎日を無駄にしないようにしていれば、気持ちが積もり積もっていつか爆発ということがなくなるかもしれません。 毎日の気持ちの切り替えの大切さを気づかせてくれる言葉です。
『人に対する批判的な心をやわらげる最良の方法は、自分が批判している相手の役に立とうと努めることです。私自身の経験からそう申し上げることができます』
自分に対して嫌がらせや厳しいことを言う人に対して、「関わりたくない」「嫌い」などのマイナスイメージばかりが頭の中にあると、表情や行動にも表れ、悪循環になる気がします。 「相手を好きになる」、良いところを探せとまでは言いませんが、相手の立場になって考え、役に立とうという気持ちになると、少し心に余裕が生まれ、広い視野でみることができるかもしれません。
『人の気持ちはそれが言葉になるとただ空しく失われてしまう。どんな気持ちでも行動に、しかも結果を生む行動に移さなければならない』
「嫌なことがあってくよくよ悩む」、悪口を言っていても何もいいことはありません。 また、何かを思い立った時にも行動が伴わない言葉だけでは、すぐに廃れてしまうでしょう。 嫌な出来事でも良い出来事でも、次に行動しなければ前に進めないと思います。 「自分の目標に対しての行動に繋がらなくては、意味がない」、結局は最初の一歩を始めなければ何も変わらないということでしょう。
歴史上の看護師②【ヴァージニア・ヘンダーソン】
『自らを知ることは他者を知ることの土台であり、自尊の念は他者を敬うことの基本であることは、過去においてもそうであったように、今も事実であり、おそらく未来においてもそうであろう』 引用:著作「看護の基本となるもの」
「自分のことをよく理解していない人は患者さんのこともよくわからない」、相手の立場になって考えることができない。 自分を大切にするということは、相手も大切にできるということで、自分を思う気持ちと患者さんを思う気持ちは繋がっているということ。 確かに、自暴自棄になっているような看護師は患者さんの看護をする余裕がないように感じます。 どこか雑であったり、気持ちがこもっていなかったりと機械的だったりします。 また、反対に自分の弱点をきちんと理解し、学ぶ努力をしている人は患者さんに対しても、諦めずにしっかりと正面から向き合っているように感じます。
2. 現代の看護師や医師

ここでは、現在看護師や医師として活躍されている人の言葉を紹介します。
『一つの価値に縛られることなく、一本の爪楊枝があるときは耳掻きに、あるときは杖に、またあるときは電信柱に見えるという思考のしなやかさが大事である。』 引用:AERA Mook 57『看護学がわかる。』(朝日新聞社,2000)小黒道子(産婦人科医)
看護師の仕事も何か一つのことにとらわれてしまいがちですが、柔軟な思考と多様性が求められることもあります。 患者さんのケア一つにとっても、教科書通りのことだけでなく、患者さんに合ったさまざまな方法が考えられるからです。 そして、たとえ自分の価値観に対して否定的なことを言われたとしても、すべてが否定されたわけではありません。 これがダメでも他に何か応用できないかと考えられると、視野が広がり、少し気持ちが楽になりそうですね。
『何が起こっているのか。それは何なのかという物事の本質を見極めて、よりよいものを追求し続ける人。そして、そのことによって人々を幸せにすることができる人』 プロフェッショナル 仕事の流儀「輝く瞬間を、重ねる」(NHK,2012)エンディング 長田暁子(小児看護専門看護師)
物事の本質を見極めるという言葉は看護の本質でもあるような言葉ですが、何事も知ろうとする気持ちは必要なことだと思います。 また、自分がつらい時や落ち込んでいる時にも、自分のことをしっかりと受け止めて考えられ、よりよい方向に前向きに頑張れる人は人間的にも素敵ですね。 なかなか簡単にはできませんが、落ち込んだ時ほど、自分を見つめ直す最大のチャンスだと思っています。 そして、まわりの人にも同じように優しくできるようになりたいと思います。
3. 看護学校の実習で受け持った患者さん

最後は患者さんに言われて、自分の心に響いた言葉を紹介します。
『入院して人生終わったと思った時にあなたと出会えて、もう少し人生頑張ってみようかなと思いました。第二の人生をスタートするきっかけをくれてありがとうございました』
これは私の経験談です。 つらかった学生時代、実習でも患者さんとの出会いや関わりで今でも心に残っている言葉があります。 私が初めて実習で受け持った患者さん。 入院当初は生死をさまようような状態でしたが、奇跡的に命は取りとめました。 しかし、障害が残ってしまい、これからの人生、途方に暮れていた時、私が受け持ち担当になりました。 学生の自分にできることは限られていましたが、一つ一つ丁寧に接していく中で、患者さんの気持ちに変化が表れていくのがわかりました。 最初はリハビリもやる気がなかったのですが、病室で自らできるリハビリはないかと相談してくれたり、一緒に入院生活を歩んでいった感覚がありました。 そんな実習最終日、患者さんも翌週には退院が決まっていた時に、この手紙をもらったのです。 私は患者さんのためにきちんと看護できていたのかなと不安になることもありましたが、こうした言葉をもらって、自分のやったことは間違ってなかったんだと思えました。 自分の看護観でもある、患者さんに寄り添うことを大事にしていきたいという気持ちはここから生まれ、私の看護師としての原点となっています。 現在でも働いてつらい時にこの手紙を読み返すと、初心に帰ることができ、また元気をもらえるのです。 こうした思い出はこれからも大事にしていきたいと思っています。
4. 言葉の持つ力は大きく、明日への活力へ!

いかがでしたか? それぞれ状況が違えば、心に響く言葉は違うかもしれません。 しかし、言葉の持つ力は、気持ちを前向きにさせてくれることがわかります。 つらくなってしまったとき、落ち込んでいるときに一度この名言に目を通してみてはどうでしょう。 その時はすぐに感じることがなくても、後で言葉が蘇ってくることもあります。 この名言を読んで、明日から少しでも前向きになってくれることを心より願っています。















